新入社員研修

2013年4月12日

4月3日からスタートした新入社員研修が
今日で終了しました。
研修のしめくくりで行われた決意表明で嬉しかったことは
ある受講者が「自分には強みなどないと思っていた。
しかし「慎重過ぎる」というマイナスだと思っていたことが
自分の仕事にはプラスになることが分かった。
だからそれを活かしていきたい」と発言したことです。

研修中「自分には強みなどない」
「強みが見つからない」と言う言葉を何度も聴きました。
しかし傍から見たら良い面が沢山あるのです。
それにも拘らず、そのことに気づけない、受け入れられないのです。

私は、毎年の研修でまずは改善点を指摘する前に
自分の強みを見つけてもらう。
自分ができたことを受け入れてもらうことに
意識を向けて受講者たちと接するようにします。
それは、自信のない人に改善点を指摘するよりも
できたことを伝えてあげた方が、はるかに効果があると
信じているからです。

そして冒頭のように語った彼も
最初は自分から前に出ることができず
人前での発言もなかなかできなかったにも拘らず
研修の終盤では、率先して発言し、状況を読んで柔軟に考え
そしてそれを行動に移すことができるようになっていました。

それは同期も目を見張る変化であり彼らの刺激にもなっていました。
同期から「手本にしたい仲間の1人」と言われたときに
「まだまだだけど、本当にそうなりたい」と
嬉しそうに語っていた、はにかむような笑顔を見て
私もとても嬉しくなりました。